LINE CUBE SHIBUYA

【所在地】〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町1−1


【キャパシティ】1,956人 (オーケストラピット126席含む)

1階席 1,180席(多目的鑑賞席4席含む) 2階席 424席 3階席 352席


【アクセス】JR渋谷駅 ハチ公改札から徒歩13分 京王バス「渋谷区役所」下車

JR原宿駅 表参道改札から徒歩13分 都営バス「渋谷区役所前」下車

東京メトロ 明治神宮前駅から徒歩13分 ハチ公バス「渋谷区役所」下車


来館の際はイベントの主催者様へのご連絡をとのこと。


多くの方に「渋公」の愛称で親しまれた渋谷公会堂。

その先代・渋谷公会堂の建て替えにより2019年に誕生したのがLINE CUBE SHIBUYAさんです。


渋谷駅からのアクセス面について

本題である館内のバリアフリー面に触れる前に、アクセス面について触れておきましょう。


今回の最寄り駅の1つとなる渋谷駅は、数年前の当サイト開設時点から改良工事などが継続して行われています。

特にこのサイトでも、渋谷に所在するライブハウスさんをいくつかご紹介させていただいたのと合わせて、渋谷駅のハチ公改札のエレベーター設置がないこともお伝えしていましたが、2025年1月にハチ公改札が従来の場所から宮益坂寄りに移転したのに伴って、山手線ホームにハチ公改札方面へのエレベーターが設置されました

それまでエレベーターの設置がなかったハチ公改札側にエレベーターが新設されたことで、スクランブル交差点やセンター街などに出やすくなったことはかなりうれしいポイントですね。

一方、山手線ホームにそれまで設置されていたエレベーターは閉鎖されてしまったようで、内見させていただいた2025年5月の時点では、今までと異なり、山手線ホームからはハチ公改札以外へのエレベーターでの移動ができない状態になっていましたので、併せてお伝えさせていただきます。


また、所在地は渋谷MODIのあたりから始まるゆるい坂の上です(記事の最後に地図を掲載していますので、ストリートビューなどでご確認されたい方はそちらからどうぞ)

管理人の車いすは電動車いすなので特段の問題はありませんでしたが、手動の方はきついと感じる方もいらっしゃるかもしれません。


さて、渋谷駅から歩いて13分、LINE CUBE SHIBUYAさんに到着。

先述の通り、2019年オープンの建物はまだまだ新しくきれい。


スムーズに入館が可能な自動ドアのエントランスを抜けると、広いエントランスホールがお出迎え。

ここからさらにドアをくぐり、ロビーへ。


ロビー内にはトイレも設置されています。

もちろん車いす対応トイレもありです。


管理人が実際に入り車いすでの動きやすさなども確認。

広々としていて使いやすいトイレでした。


しっかりここまで近づくことも可能です。

手すりが邪魔になってしまうことも、体感ではありませんでした。


今回撮影させていただいたのは1F部分だけでしたが、ホールのある2Fホワイエ部分のほか、4F・5Fにも同様に車いす対応トイレの設置ありだとのこと。

広さは1Fのこのトイレが一番大きいとのことでしたので、多少異なる点はあるかもしれませんが、各階に複数あるのはかなり安心できるポイントと言えるでしょう。



ではロビーのエレベーターから、2Fのフロアへ。

エレベーターも広く、管理人の簡易電動タイプの車いす(横幅63cm)でも余裕アリでした。


広々としたホワイエを抜けて、スロープを下っていきます。

角度も比較的緩やかで、通路幅も十分確保されているので安心。

手動の車いすで来訪される方は、床材が絨毯敷きである点に少しだけ注意が必要かもしれません。


ホール入口もご覧の通りフラット。

特に入りにくさを感じることなく入ることが可能です。


さて、ホールについてですが、車いすのまま鑑賞できるスペースが常設されているわけではなく、必要に応じて、対応している一部座席(1階席)を事前に取り外すことが必須とのこと。

ホールへの事前連絡は必要ありませんが、この対応のため、車いすで訪れる際はイベントの主催者さんに事前連絡をしておく必要があります。


取り外し対応座席のある1階席16列(上手・下手側)からステージを見てみるとこのような感じになります。

撮影当日は座席がある状態での撮影でしたので、この画像よりも少し前めの位置で観られるということになるようです。


車いす対応の座席は最前列にもあり、偶然ながら取り外しも済んでいるとのことだったので、そちらも見せていただくことに。

通路が階段のようになっていることも多いなか、床はオールフラットで移動はかなりスムーズでした。ありがたいですね。


座席が取り外されている状態の席から、ステージを見てみるとこのような感じ。

眺めもばっちりです。


そして座席を取り外した際に現れる床面も見事にフラットです。

もともと座席があるということも考えると、多少でこぼこしてしまうのかなと考えていましたが、車いすで接した感覚は通路の床面と変わりありませんでした。


今回の内見中に車いすが館内で支障となることは一切なく、移動もどこまでもスムーズにできる印象を受けました。

安心して車いすでライブを楽しむことができるといえるホールさんです。


所在地はこちら

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